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オオカミ スライム (SSリクエスト用) by森谷2009-02-22(Sun)

オオカミ スライム (SSリクエスト用)

SSリクエスト用画像2。お一人執筆してくださいました。感謝です。

(11月16日追記)
 SSを執筆していただきましたもけさんに転載許可をいただきました。
 もけさんのサイトには他にもSS多数です。是非!


written by もけ


 ドン、ドン、強固な作りの鉄の扉を、力強く叩き、そんな音が室内に響いた。
 白い狼の獣人は、拳に血を滲ませながら、その扉を何度も叩き、叫び続けていた。
「開けてくれぇ! 頼む! 他は何でも言う事を聞く! 頼む、頼むから……!」
 にじり寄る恐怖の源に、彼の全身の毛皮は逆立ち、尻尾は両脚の間に挟みこまれている。
 イヌ科の獣人にすれば、屈服の証とも言える行為だったが、今の彼は無意識のうちにそれを行っていた。
 締め切られた室内は薄暗く、狼の持つ純白の毛皮は、暗がりの中に美しく映えている。一糸纏わぬ姿なら、なお更であった。
 恐怖に打ち震えながら、必死に助けを請う美しい白狼、観察者からすれば、さぞ見ものになる光景なのだろう。
 そして、この場を仕組んだ者たちの中に、彼を助けようという意思を持つ者など、一人もいなかった。
 両拳の毛皮を紅く染め、ポタポタと血液を垂らす間にも、背後から水っぽい音を立てて、恐怖の元凶が近寄ってくる。
 狼は死に物狂いで叫び続けた。応えるものは誰もいない。足首に、冷たいものが触れた。
 ハッと彼が振り返ると、暗い色をしたスライム状の生物が、闇に紛れて彼の足首に纏わりついていた。
 助けなど訪れず、彼は恐怖に捕まってしまう。
「ぐぅ、ぐわぉおんっ!!」
 白狼は、恐怖を誤魔化すように、威嚇の咆哮を上げる。だが、知性があるかも分からない存在が、威嚇など理解しているとは、到底思えない。。
 事実、スライムはゆっくりと、彼の右足をを伝ってにじり上がってくる。それに合わせて、狼の恐怖は際限なく膨らんでいった。
 嫌悪と恐怖心に、全身の毛穴から冷や汗が噴出し、純白の毛皮が湿っていく。濡れた毛皮が地肌に貼り付き、筋肉に包まれた体の凹凸が、くっきりと浮き上がっていた。
「だ、誰か……!」
 スライムに纏わり付かれた右足から、ゆっくりと痺れが伝わってくる。立ち上がることは出来ても、歩く事すらままならなかった。
 助けを呼ぼうにも、彼の声は誰にも届く事無く、闇の中に吸い取られるように消えていく。
「あ……あぁ……ッ」
 狼が床に両手と両膝をついて倒れこむ。そこからさらにスライムが纏わりついてくる。痺れが全身に行渡る。
 また、痺れが全身に回るのと同時に、堪えようもない熱が体を襲った。恐怖に荒い息遣いを続けていたはずが、気付けば発情期の犬のように、ハッ、ハッ、と下品な息遣いをしている。
 どうした事だ。痺れを堪えて、何とか立ち上がりながら、狼は何かを否定するように首を振る。
 両脚から伝うスライムが、太股をへと到達し、ゆっくりとその表面を這いずる、体毛がぞわりと波打った。
「ひっ、あがああんっ」
 それに合わせて口から漏れ出たのは、まるで嬌声のような、情けない声だった。
 全身がこれ異常ないほど敏感になっていた。スライムが体を這い上がってくる動きに、気が狂いそうなほどの衝撃を受けてしまう。
 訳が分からない。一体これは何なのだ。もはや、四肢の3分の2ほどは、すっぽりとスライムに覆われ、侵食はさらに彼の尻や、肩へも進んでいた。
「た、たの…ッ…む…、助け…ッ、たす…けて…ぇ!」
 誰に向かってという訳でもなく、狼は擦れた声で懇願した。
 頭がおかしくなりそうなほど熱い。股間ではペニスが痛々しいほどに勃起して先走りを垂らしている。
 肛門を隠すように、股間に挟んでいた尻尾を、スライムが掴み、無理矢理向きを変えられる。
 露になった肛門へと、うねっとスライムがその体を細く伸ばし、キュッと締まった入り口の左右へと吸着して引っ張ると共に、尻の割れ目を開いた。
「あっ、あぁっ、や、め…ぇ、ぐぅッ、お、ぉおおんっ」
 左肩まで這いあがってきたスライムが、頬を撫で、口まで向かおうとする。恐怖に見開かれた金色の瞳から、一筋の涙が流れた。
 力の入らない体は、四肢を包み込むスライムの操り人形のように動かされ、尻を突き出し、男を誘うような体勢をとらされている。
 肛門へと、スライムが細長く伸ばされ、入り口に重なってぐにぐにとうねる。
 鼻先を除いて、マズルをスライムが包み込む。柔らかいはずのスライムは、驚くほどの力で彼の顎を固定していた。
「んんんっ!! んんぐんんんんぅぅぅ!!!!」
 びゅく、びゅるるるっ、快感に打ち震えながら、彼のペニスから精液が飛び散り、彼の足元のスライムにしみこんで行った。
 それでも、体の芯に滾る熱は収まらず、ペニスはまるで萎える気配を見せない。
 絶頂を迎えて脱力する彼へ、追い討ちをかけるように、緩んでしまった肛門へと、スライムが侵入した。
 毛皮の上から触れられるだけで、信じられないほどの快感に襲われたというのに、直腸の粘膜へと、スライムがへばりついて行く。
「んぐぅぅうううううっ! んんっ、んんっぅん!!!」
 もう何も分からなかった。頭を突き抜ける衝撃に、意識を失いかけながら、早くも2度目の絶頂を迎える。
 だが、責めは終わらない。両脚を全て包み込んだスライムが、玉袋、ペニス全体と、さらに覆っていく。
 もはやそれが快感なのか、苦痛なのか、判別する事も不可能だった。
 顔を左右に振って涙を撒き散らしながら、スライムの中へ溶け込ませるように射精を続ける。
 スライムは執拗に、彼の尿道の中までも入り込み、精液を搾り取ろうと責め立てる。
 そして彼の精液を含んだスライムの中に、卵のような球体が出来上がり、押し広げられた肛門の中へと飲み込まれていった。
 狼が責めから開放されたのは、玉袋の中の精液を全て搾り取られ、直腸へ大量の卵を産みつけられてからだった。
 腹をパンパンに膨らませた狼が気を失うと、苗床を労わるように、スライムがクッションとなって包み込む。
 その一部始終は、室内に仕掛けられた監視カメラでモニタリングされていた。
 拷問用生物兵器についての報告書には、『効果は充分過ぎるが、拷問の手を緩めることが出来ない。改良の余地あり。※実験対象は廃棄』と記されていた。



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    さいと~ take カチ もけ 森谷

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